ETAS®研究データと実績②

ストレス

RESEARCH自律神経調整作用の研究

自律神経の状態が全ての評価項目で改善

 健康な成人男性がETAS®︎を摂取したところ、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが改善され、自律神経の状態を良好に保つことが示されました。

出典:Tomohiro Ito et al., Journal of Nutritional Science and Vitaminology, 60(4): 283-290 (2014)

方法

健常成人男性20名を、ETAS®︎を1日150 mg(ETAS®︎50として1日300 mg)摂取するグループと、プラセボを摂取するグループの2群に分けた。ストレス負荷の高い職務上の繁忙期に7日間摂取させ、加速度脈波をもとに自律神経の活動度を評価した。

結果

プラセボ群で自律神経バランス*1、自律神経活動度、肉体的ストレスが摂取前と比べて有意に悪化したが、ETAS®︎群は自律神経バランスと肉体的ストレス値がプラセボ群と比較して有意に改善した。

*1:自律神経バランスとは

自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整する神経を指します。自律神経バランスとは、活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経のバランスを言います。
精神的・身体的ストレスや、不規則な生活によって自律神経バランスが崩れると、自律神経失調症(吐き気、多汗、倦怠感、頭痛、肩こり、手足の痺れ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状が発生)や、神経性胃炎、過敏性腸症候群、過呼吸症候群など体の器官にさまざまな不調が現われます。

RESEARCHストレス関連ホルモン低減研究

唾液中のストレスホルモン上昇が抑制され、精神的ストレスが軽減

睡眠に不満をもつ健康な成人男性がETAS®︎を摂取したところ、体内のストレスホルモンが抑制されることが明らかになりました。この結果から、ETAS®︎の摂取はストレスを和らげる可能性があります。

出典:Tomohiro Ito et al., Journal of Nutritional Science and Vitaminology, 60(4): 283-290 (2014)

方法

睡眠に不満をもつ健常成人男性18名を、ETAS®︎を1日150 mg(ETAS®︎50として1日300 mg)摂取するグループと、プラセボを摂取するグループの2群に分けた。7日間摂取させ、血清および唾液中のコルチゾール、唾液中のクロモグラニンAを評価した。

結果

プラセボ群で有意に増加した血清中や唾液中のストレスホルモンのコルチゾールが、ETAS®︎群では大きな変化はなかった。また、精神的ストレスと相関すると考えられている唾液中のクロモグラニンAは、ETAS®︎群で低下した。

RESEARCH精神的ストレス応答の改善研究

疲労と抑うつが改善

健康な成人にETAS®︎を継続的に摂取してもらい、その前後で暗算テストを行って心理的ストレス度を比較しました。その結果、ETAS®︎の摂取後に口の中の免疫抗体:分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)*2が増え、疲労感や抑うつ感が軽減しました。さらに、暗算の回答数と正答数が上昇しました。これらのことから、ETAS®︎を摂取することでストレスを緩和することが期待できます。

出典:Jun Takanari et al., Journal of Nutritional Science and Vitaminology, 62(3): 198-205 (2016)

方法

健常成人25名を2群に分けて、ETAS®︎を1日150 mg(ETAS®︎50として1日300 mg)またはプラセボを28日間摂取させるクロスオーバー比較試験を実施した。被験者は被験食品摂取前と摂取後(28日後)に心理的ストレス負荷として内田クレペリン検査*3を行い、POMS検査(一時的な気分や感情を評価する質問票)による評価とともに唾液中のs-IgAやノルアドレナリン(ストレス指標)を測定した。

結果

ETAS®︎を継続的に摂取することで、疲労感や抑うつ感が軽減し、ストレス指標の改善、さらには暗算スコアの上昇が示された。

*2: s-IgA:唾液や消化管などの粘膜中に分泌され、外敵(病原体)の侵入を阻止します。免疫やストレス状態の指標
*3:内田クレペリン検査、簡単な一桁の足し算を繰り返し行い、その結果を元に受検者の能力、性格や行動面の特徴を測る心理検査

研究データと実績