ETAS®研究データと実績①
ヒートショックプロテイン
HSP70のはたらき
RESEARCHマウスHSP70発現誘導研究
胃・肝臓・腎臓のHSP70が増加
熱や紫外線などの物理的ストレスはもちろん、緊張や不安などの心理的ストレスにより、身体はダメージを受けてしまいます。HSPは身体のダメージを修復する働きをもつタンパク質です。 この研究では、断眠ストレス*1を与えたマウスにETAS®︎を投与したところ、胃や肝臓、腎臓組織中のHSP70の発現量が増加し、ストレスによる身体への負荷が軽減されることがわかりました。
出典:Tomohiro Ito et al., Journal of Food Science, 79(3):413-419 (2014)
試験方法
正常マウス雄性を以下の群に分けて7日間飼育。
①対照群
②断眠ストレス群
③断眠ストレス+ETAS®︎低用量(ETAS®︎50として400 mg/kg)群
④断眠ストレス+ETAS®︎高用量(ETAS®︎50として2,000 mg/kg)群
対照群を除いて、12時間の水浸法を3日間実施して断眠ストレスを負荷した後、各種臓器中のHSP70発現量を定量。その他、血中コルチコステロン、過酸化脂質指数、体重や理学的所見を評価。
結果
胃、肝臓、腎臓のHSP70の発現量増加、血中コルチコステロンや過酸化脂質指数の抑制が示された。また体重減少抑制や脱毛軽減が観察された。
*1 断眠ストレス:マウスの入眠を妨げるために一定時間水に浸すなどして与えられるストレス。
RESEARCHヒトを対象としたHSP70の発現誘導研究
健常人のHSP70が増加
健康な成人がETAS®︎を7日間摂取したところ、ETAS®︎摂取前と比べて白血球中のHSP70の発現量が有意に増加することがわかりました。
ETAS®︎は、熱や紫外線などの外的刺激によらずHSP70を誘導することができ、HSP70による細胞の保護・修復作用によって、からだの正常な機能維持に役立つことが期待されます。
出典:Tomohiro Ito et al., Journal of Food Science, 79(3):413-419 (2014)
方法
健常成人20名を、ETAS®︎を1日75, 100, 150 mg(ETAS®︎50として1日150, 200, 300 mg)摂取する3群に分けて7日間摂取させ、白血球中のHSP70発現量を評価した。
結果
ETAS®︎を1日100 mg(ETAS®︎50として200 mg)以上摂取することで、HSP70の発現量が増加することが示された。