Oligonol®研究データと実績①
運動
RESEARCH運動による疲労や炎症の研究(抗疲労・抗炎症の研究)
運動による疲労感を軽減
超高齢化社会先進国の日本。近年、自立した生活ができる期間を指す健康寿命に注目があつまっています。健康寿命を延ばすには適度な運動習慣がとても有効です。
この研究では、運動の習慣化を妨げる原因となる運動後の疲労をOligonol®を摂ることで軽減できないかを検討しました。
大学生の長距離選手がトレーニングの時にOligonol®を摂取したところ、運動後の疲労感などが軽減するいう結果が得られました。これにより、Oligonol®が日々の運動の継続に役立つことが期待されます。
出典: Tetsuya Okumura et al., Jpn Pharmacol Ther, 46(8): 1425-1431 (2018)
方法
健常な19-22歳の男子長距離走選手20名をOligonol®を1日100 mg摂取する群10名と、プラセボ群10名の2群に分けて、トレーニング実施時に2か月間摂取させ、気分プロフィール検査(POMS)および視覚的アナログスケール:Visual Analogue Scale(VAS )によって主観的な疲労感を評価した。
結果
Oligonol®を摂取することで、POMSの「緊張・不安」、「抑うつ・落胆」、「疲労」、「混乱」、「総合」が有意に改善し、疲労感に関するVASスコアも有意に改善することが明らかとなった。 このことから、トレーニング後の疲労感や、慢性的な疲労・抑うつの原因となりうる気分の状態をOligonol®が回復させることが示唆された。データは平均値±標準偏差で表示。
運動による身体の炎症を抑制
アスリートは自身の運動パフォーマンスや競技成績向上を目標に日々トレーニングに取り組みます。しかし、過度な身体的負荷による一過的な炎症や組織の損傷は、強い疲労感や激しい痛みを伴い、かえって運動パフォーマンス低下の原因となることがあります。
この研究では、トレーニングによる炎症や組織損傷をOligonol®が軽減できないかを検討しました。
大学生の長距離走選手がトレーニングの時にOligonol®を摂取するようにしたところ、炎症の指標が軽減され、破壊された組織や傷の修復にも関わる指標が増えるなどの変化がみられました。アスリートを含め、日々激しいトレーニングに取り組む方のパフォーマンス維持にOligonol®が役立つことが期待されます。
出典: Mikio Nishizawa et al., Phytotherapy Research, 25(10): 1486-1493 (2011)
方法
健常な19-22歳の男子長距離走選手20名をOligonol®を1日100 mg摂取する群10名と、プラセボ群10名の2群に分けて、トレーニング実施時に2か月間摂取させ、血中の炎症性サイトカイン値などを評価した。
結果
Oligonol®を摂取することで、IL-6レベル上昇の有意な抑制と、TGF-β1レベルの有意な増加が示された。 これらの結果から、Oligonol®摂取は非常に激しい運動によって引き起こされる炎症または組織損傷を抑制する可能性が示唆された。データは平均値±標準誤差で表示。
運動による疲労感や痛みを軽減し、疲労も早期に回復
適度な運動習慣は生活習慣病の予防や美容にも役立ちます。
この研究では、Oligonol®を摂ることで、運動習慣の継続を難しくさせる原因のひとつである運動による疲労を軽減できないかを検討しました。
大学生の陸上選手がトレーニングの時にOligonol®を摂取したところ、疲労に関する指標が改善し、筋肉痛や関節痛、腰痛、生理痛も軽減する傾向がみられました。また、Oligonol®の摂取を中止するとこれらのスコアが悪化する傾向もみられました。
このことから、Oligonol®は、運動で生じる身体的な疲労感や痛みを軽減することで、身体的コンディションを良好に維持することに役立つかも知れません。
出典:Hideki OHNO et al., Advances in Exercise and Sports Physiology, 13(4): 93-99 (2008)
方法
健常な18-22歳の陸上選手の男女47名を2つのグループに分け、9日間のウォッシュアウト期間を挟んでOligonol®( 200mg/日)またはプラセボを26日間摂取するクロスオーバー比較試験により、トレーニングによる疲労と痛みの自覚症状に対するOligonol®の作用について評価した。
結果
Oligonol®を摂取することで、主観的運動強度が有意な低下を示し、主観的疲労感を軽減させると示唆された。また、運動による疲労と痛みに関するアンケートの疲労評価点全項目の有意な改善と、筋肉痛、腰痛、生理痛が軽減される傾向を示した。
運動による身体のストレスや炎症を抑制
生活習慣病予防や美容のために運動を始めたものの、継続できなかった経験を持つ方は少なくないのではないでしょうか。日常的な運動習慣のないデスクワーク中心の方を対象として、運動時にOligonol®を摂取してもらい、運動に伴うストレスや炎症の指標を減らすことができないか研究しました。
その結果、Oligonol®を摂取することで運動によるストレスや炎症の指標が増えてしまうのを抑えることが明らかになりました。
Oligonol®が前向きでイキイキとした生活を目指す貴方の背中を押してくれるかも知れません。
出典: Jeong-Beom Lee et al., Nutrition Research and Practice, 4(3): 203-207 (2010)
方法
デスクワークを中心とする健常な男性19名をOligonol®を1日100 mg摂取する群10名と、プラセボ群9名の2群に分けて4週間摂取させ、60分間のランニングを行った時の血中コルチゾール*1、IL-1β、IL-6レベル*2を摂取前からランニング後120分まで評価した。
結果
Oligonol®を摂取することで、運動に伴う血清中コルチゾールおよびIL-1β、IL-6レベルの上昇が有意に抑えられることが示され、運動による身体のストレスや体内の炎症を抑えるのに役立つことが示唆された。
*1 : ストレスホルモン。ストレスを受けると分泌が増えて血中濃度が上がる。
*2 : 体内の炎症反応を促進するタンパク質(炎症性サイトカイン)
RESEARCH持久力向上の研究
運動パフォーマンス発揮に寄与、高強度運動に伴う乳酸の蓄積を抑制
Oligonol®の摂取によって、発揮パワーの減少や疲労の一因とされる血中乳酸濃度の増加が大きく抑えられることが明らかとなりました。これらはOligonol®摂取によって抗酸化力が増加したことや有酸素性エネルギー代謝の効率化が関わると考えられ、アスリートのみならず多忙な日常を過ごす方の運動効率改善に役立つと期待されます。
出典:Aki Kawamura et al., Phys Act Nutr. 25(3):8-15 (2021)
方法
健常な平均年齢21.5±0.81歳の運動部に所属する男子選手10名を対象として、介入を行わない期間(7日間)とOligonol®を1日200 mgを摂取する期間(7日間)のそれぞれ7日目に高強度間欠的運動を行い、運動パフォーマンスとして、体重あたりの発揮パワー(最大、平均)、血中乳酸濃度、酸化ストレス値(d-ROMs)、抗酸化力値(BAP)、心拍数を評価した。なお、介入を行わない期間とOligonol®摂取期間の間に7日間のウォッシュアウト期間を設けた。
結果
Oligonol®を摂取することで、高強度間欠的運動時の体重あたりの平均発揮パワー低下の抑制や有酸素性エネルギー代謝に関わる指標が維持された。また、高強度運動後の血中乳酸濃度の増加が有意に抑えられ、BAPも増加する傾向がみられた。
長時間の走行が可能、乳酸の急激な増加を抑制
運動パフォーマンスを維持するための持久力向上は、運動時のモチベーションを保ち、トレーニング効率の向上にも繋がります。
運動時の持久力向上にOligonol®が役立つかどうかを検討しました。
日常的に運動をする習慣がある健康な成人男性が、運動時にOligonol®を摂ったところ、より長い時間走ることができるようになり、持久力を表す指標も向上しました。このことから、Oligonol®は運動パフォーマンスを長く維持することで、トレーニング効率やパフォーマンス向上に役立つ可能性があることが示されました。
出典:Seung Wan Kang et al., Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition, 50(2): 106-113 (2012)
方法
日常的に運動をする習慣のある健常な20-65歳の男性70名をOligonol®を200 mg/日摂取する群21名と、ビタミンC 800 mg/日とビタミンE 320IU/日を摂取する群21名、プラセボ群17名の3群に分けて30日間摂取させ、持久性運動能力について評価した。
結果
Oligonol®を摂取することで、最大下運動負荷*3時の走行時間が有意に延長され、無酸素性作業閾値*4も有意に増加することが示された。また、Oligonol®群とビタミン群による各指標の挙動が異なることから、Oligonol®による持久力向上は抗酸化活性以外の要因が関係することが示唆された。
*3 : 最大心拍数の80%となる運動負荷。これより負荷が大きくなると有酸素運動から無酸素運動に切り替わる。
*4 : 運動強度を上げていったときに急に乳酸が増加し、有酸素性運動から無酸素性運動になり始める運動強度